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【前半】来場者230名!才能のいまを数字で照らす!SGGオープニング特別企画展レポート
2024.04.18

【前半】来場者230名!才能のいまを数字で照らす!SGGオープニング特別企画展レポート

2024年2月24日(土)から3月3日(日)まで、ソーシャルグッドギャラリー(以下SGG)は、オープニングを飾る記念すべき特別企画として、写真家・鈴木陽介氏の展示「YOSUKE SUZUKI Collection Series(鈴木陽介 コレクションシリーズ)」を開催しました。

 

4月春の桜満開時に、様々な数字にスポットをあてる、90分の振り返りインタビューを実施しました。

 

この記事が、全てのアーティスト、クリエーターの今後の活動の材料、参考になることを願っています。ぜひご覧ください。

 

展示情報詳細はこちらをご覧ください

鈴木陽介
写真家。1976年 神奈川県茅ヶ崎生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒。
2002年に 写真家として活動をはじめる。
写真集に「カレーライス」「むし」「珠々がきた」
「BLACK」「葉っぱとシロクマ」「CAR」がある。
yosukesuzuki.jp
instagram @mt_erz

SGGによる生成AI活用
この記事は以下ステップで生成AIを一部利用して作成しています。
※自動化50%、SGGでは生成AIを積極的に活用します。

1. 約90分のオンラインインタビューを実施
2. 音声データを自動文字起こしにてテキスト化(約13000文字程度)
3. SGGオリジナルプロンプトにて生成AIにて要約と整形
4. SGG編集者による手動調整

展示撮影:写真家 鈴木氏

数字で見る!振り返り

──SGG:今回は、数字を通して振り返るという形でお話を伺いたいと思っています。よろしくお願いします。

──鈴木:はい、よろしくお願いします。

──SGG:今回の展示で、特に注目したい数字があれば、その背景にあるストーリーや意外な発見があったかどうかを聞かせてください。それでは、鈴木さん、振り返りのお話を始めましょうか。

数字で見る特別企画展

打ち合わせ回数と準備の重要性について

──SGG: 開催前の打ち合わせ回数について、もう少し時間があればよかったと思いますか?

──鈴木: 実は、打ち合わせ回数についてはあまり気にしていませんでした。私は少し楽観的なのかもしれませんが、もっと準備を入念に行う人は、実際にケント紙でサンプルを作ってみたり、高さを合わせてみたりするものですが、私はそういう作業をあまりしません。だから、時間に関しては特に問題は感じませんでした。

──SGG: それは、作家さんによって異なるということですね。

──鈴木: はい、人によっては「あの位置に芳名帳がなければできない」とか、特定の条件がないと作業が進まない人もいます。

──SGG: 対面とオンラインのどちらを好むかについても、人それぞれの好みがあるでしょうね。

──鈴木: そうですね。誰かが特定のやり方を提案すると、それが難しい場合もあります。時間を確保しても、非常に繊細で厳格な人だと、多くの要求をされる可能性があります。そのため、もうこれ以上は現場見学の制限を設けた方が良いかもしれません。

──SGG: 確かに、基本的には打ち合わせは4回まで、現場確認は1回とするなどのルールがあると良いですね。

──鈴木: 「もう一度見てもいいですか?」と言われた時のために、もちろん現場確認は大事ですが、無限に対応しているとキリがなくなってしまいますからね。

──SGG:既に実践しているように、担当者が不在でもスペースを見学してもらうシステムがあれば、現場確認はもっとスムーズに行えるでしょうね。

設営風景写真と展示風景1

設営風景写真と展示風景2

設営風景写真と展示風景3

北参道駅から徒歩2分。大通りから落ち着いた住宅街

──SGG: 場所に関しては、SGGが北参道駅から徒歩2分、大通りから住宅街に少し入った場所にあることが良かったと思います。皆さんにとって来やすい立地だったのではないでしょうか。

──鈴木: はい、その通りです。もし駅前などもっと人が多い場所にあったら、来場者一人ひとりに順を追って作品の説明をすることが難しかったかもしれません。その意味で、北参道という立地は私たちの展示スタイルに非常に適していると感じました。

──SGG: また、この写真展が久しぶりの開催であること、そしてコロナが落ち着いてきたこともあって、鈴木さんに会いたがっているこの近辺でお仕事されている人たちが多く訪れたのも一因かもしれませんね。

外観写真1

外観写真2

初日レセプションについて

──SGG: レセプションの印象はいかがでしたか?

──鈴木: レセプションに来なかった人たちが後日ゆっくりと購入してくれたんです。レセプションには呼ばなかったけれど、普段の時間に来てくれた人たちがゆっくり見てくれたのは良かったですね。人数が多いとじっくり見れないですから。

──SGG: レセプションを短時間で集中的に行うよりも、長い時間をかけてゆったり開催する方がいいかもしれませんね。ドリンクを出しながら対話する時間も作れば、よりお話ししやすくなる可能性があります。

──鈴木: レセプションを開催するなら、より限られた人たちと、売り上げを気にせずに済むような規模でやりたいですね。そうすればもっとスマートにできると思います。特にこの規模のギャラリーであれば。

──SGG: 初日にメディアの人など、特定の人たちを招くのも一つの手かもしれません。

──鈴木: 特別な人を招くなら意味があるかもしれません。身内だけだったら、どこかのレストランでも話せますし、レセプションには限定性が必要ですね。

──SGG: 会議直後としての賑わいの写真撮影も目的としていましたが、初日に来場者が均等に分散していれば、写真撮影には問題ないと思いました。空間の制限もあり、分散してゆったりと過ごすことを心がけるのが良いかもしれませんね。

レセプション1

レセプション2

レセプション3

9日間で来場者230名、平均対話時間20分、進化する作品解説

──SGG: 来場者数については約230名ということで、多かったと感じています。鈴木さんはいかがでしたか?

──鈴木: 在廊中は本当に忙しくて疲れましたwが、自分が伝えたいことをしっかり伝えることができたので、それはとても良かったです。来場者の大半が知り合いだったので、もし全く知らない人がもっと多く来ていたら、もっと忙しくなっていたかもしれませんね。
でも、今回は私が来てほしいと思っていた人たちがちゃんと来てくれたので、ギャラリーの大きさや時間帯も含めてうまくコントロールできたと思います。230名という来場者数にはとても満足しています。

──SGG:今回、鈴木さんが在廊中、多くの来場者とお話されたことは印象的でした。平均して20分程度、来場者一人一人と丁寧に対話されていたように見えますが、日を追うごとに作品の説明が洗練されていったと感じます。この体験はいかがでしたか?

──鈴木:これは昔からの習慣ですね。公募展やギャラリーでのプレゼンテーションなど、様々な場で自作を説明する機会がありました。それによって、作品に対する新たな発見や確認ができるんです。新しい作品を作るたびに、誰かと話をすることで自分の中で何かが成長し、理解が深まっていきます。今回の展示では、そのプロセスが会場でさらに熟成された感じがします。変化があったわけではないですが、作品についてより深く考え、確認していく過程があったんです。

──SGG:作品説明の言語化が進んでいったんですね。

──鈴木:そうですね、言語化することで、作品に対する理解がさらに深まったと言えるでしょう。

──SGG:それは、会期前のインタビューや案内文の作成など、展示プロセスの一環としても経験されていますね。

──鈴木:はい、それはずっと続けてきたことです。これからも、誰かに展示について話すたびに、その説明はさらに洗練され、少ない言葉でより的確に伝えられるようになっていくでしょう。

──SGG: 来場者との対話で何か気づいた点はありましたか?

──鈴木: はい、在廊中に感じたのは、ギャラリーの構造が部屋がいくつもあるわけではないため、来場者は必然的に私の存在を意識しているようでした。そのため、話しかけないと場が変な感じになってしまうんです。ただ、話しかけられることを好まない人もいるだろうと思いつつも、話しかけることが多かったですね。私が話し過ぎていないか心配もしましたが、陰から見守るよりは良いと思いました。

──SGG: そうですね、作家と来場者との対話のバランスは大切です。私たちも後ろで立っていると圧力になるかもしれないと考え、たまに外に出たりしてバランスを取っていました(笑)。

──鈴木: 私が立っているだけでも気を使わせることがあると思います(笑)。

──SGG: いろいろな方がいて、対話が生まれやすい空間だったと思います。小さい空間だと、会話をしないと気まずい雰囲気になりがちですから。鈴木さんはお話上手で、場を和ませる才能がありますが、無口な作家だったらまた違った雰囲気になるでしょうね。

──鈴木: そう、結局は話すことが大切だと感じました。

来場風景1

来場風景2

PR!既存のハガキDMをやめ、デジタルDMへ完全移行

──SGG:プレスリリースの配信は確かに重要です。ただギャラリーとして直接連絡できる関係者のリスト作成が必要だと感じています。現在、私たちのギャラリーは開設からまだ1年経っていないため、このリスト作りが一つの課題になっていますね。個別に連絡できるレベルの人たちに加え、適切なメディアへ情報を発信することも重要です。

──鈴木: 今回、インスタやFacebookでの告知に加えて、個別にメッセンジャーやLINE、インスタのメッセージを通じて、久しぶりの人も含めて直接連絡を取りました。その結果、久しぶりに会った人も含めて、多くの人が来場してくれました。直接メッセージを送ったことが、今回の成功の大きな要因だと思います。

──SGG: それは大きなポイントですね。クラウドファンディングなどでも、結局は一人一人に丁寧に連絡を取ることが大切ですからね。今回、従来のハガキDMをあえて無しにし、デジタルDM、SNSやメッセンジャーを使って個別にアプローチしたことが良かったのかもしれません。

──鈴木: 過去にはハガキDMも試みましたが、あまり意味がないと感じていました。デジタルDMを送ることで、多くの人が仕事の隙間時間、週末を利用して来場してくれました。これにより、現在進行中でお世話になっている方や、数年振りにお会いできた方など幅広く、非常に良かったです。

来場風景3

来場風景4

フォロワー数46.7%UP

──SGG: プレスリリース後のSGGのウェブサイトへのアクセスは、特に会期中の土日に多かったですね。インスタグラムのリーチ数も展示期間内の3月3日までで約1.7万に達し、鈴木さんのお知り合いによるフォローも多く、フォロワー数も約46.7%増加しています。
SGGとしての期間内の投稿数は42投稿で、インスタのストーリーズなどたくさんの展示の様子をシェアいただけました。
また、最も反響があった投稿の「いいね」数は約48で、インスタライブの再生数は3月4日時点で1800再生ぐらいに達しています。これは、アーカイブを残しておく意味として、価値のある数字だと思います。

──鈴木: 会期前にインスタライブができたのはとても良かったです。ライブを見てから来場された方もとても多く、濃く深い説明ができました。

インスタライブ1

インスタライブ2
インスタライブ

計9日間の展示開催期間と開催時間の工夫

──SGG: 展示は、平日5日と土日4日の計9日間でしたが、この期間のバランスはいかがでしたか?

──鈴木: これはベストだったと思います。土日から始めてまた土日で終わるのが理想ですが、ただその場合、間の平日が閑散としてしまう可能性がありそこは課題です。

──SGG: 売り上げを考えると土日が重要になっていますね。土日に販売を集中させ、平日はむしろプレゼンテーションのような役割を果たすことができましたので、それは良かったのではないでしょうか。
平日は13時から5時間の開催で、これは良い選択でしたね。午前中から始める必要はありませんでした。土日は午前からオープンでしたが意外と来場者がいらっしゃいましたね。予想外に人が入っていました。

──鈴木:売り上げに直結したのは、午後に見に来た人たちでしたが、早い時間に来た人は、差し入れを持って挨拶しに来てくれた方が多く、とても嬉しかったです。

──SGG: 平日は、お昼過ぎにふらっと顔を出す人もいるかと思いましたが、そこまで深く考えなくても良いのかもしれませんね。実際には、平日でも仕事から夕方抜け出して来る人が多いのかもしれません。

──鈴木: 実は飲食店でもそうなんですが、もちろん来場者はいますが、平日を早く開けることには体力的にもリスクがあります。

 

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